気象庁の森長官は記者会見で、今年の漢字として準備の「備」を挙げました。
今年の漢字として準備の「備」を挙げたのは気象庁の森長官です。
その理由について、元日に発生した能登半島地震や鹿児島県で11月として初めての大雨特別警報が発表されたことに触れ、「1年間いつ、どういう災害が起こるか分からないと実感した」として、日頃の備えが大事だと述べました。
また、8月に初めて南海トラフ臨時情報の「巨大地震注意」が発表された際に「日頃の備えの再確認」がポイントになったことも理由として挙げました。
そのうえで、森長官は「備えあれば憂いなし」ということわざについて、防災担当者としては何が足りていないのか常に考えていないと備えは生まれないとして、「憂いなければ備えなし」という姿勢も大事だとしました。