政府は、NSS＝国家安全保障局の秋葉局長を退任させ、後任に外務省の岡野事務次官を充てる人事を10日にも閣議決定する方針であることが分かりました。
秋葉局長は、安倍政権下で戦後最長となるおよそ3年半にわたって外務次官を務め、その後、2021年7月の菅政権からNSSの局長を務めています。
NSSは、外交や安全保障政策の総合調整を担っていて、秋葉氏は、アメリカのサリバン大統領補佐官や中国の王毅外相らとの幅広い人脈を生かし、首脳会談に向けた調整などを行ってきました。
政府関係者によりますと、アメリカがトランプ政権に移行するのに合わせて世代交代を図る方針で、後任には岡野外務次官を充てる方針です。
