香川県の「地域おこし協力隊」に新人3人が着任しました。このうち2人は島々を巡りながら子どもたちに本を届ける「ほんのもり号」の企画や運営にあたります。
1月から「香川県地域おこし隊」の隊員として着任したのは愛知県や東京都、大阪府から移住してきた3人です。
このうち東京都出身の大塚千尋さんと大阪府出身の橋本絵美子さんは、瀬戸内海の島々を運航するこども図書館船「ほんのもり号」の企画や運営などに携わります。
世界的建築家の安藤忠雄さんが寄贈した船に香川県が用意する約3000冊の本を積んで離島を巡る「ほんのもり号」は、2025年春の就航を目指しています。
池田知事は2人に「より多くの人が関わるような企画を楽しみにしている。焦らず一歩ずつ進めて欲しい」とエールを送りました。
(「ほんのもり号」の企画・運営/大塚千尋さん)
「任期の間に何かちょっとでも自分の中でこれをやったなと思えるものができるよう頑張りたい」
(「ほんのもり号」の企画・運営/橋本絵美子さん)
「まずは私自身が楽しいと思えるような、自分が子どもに返って楽しいと思えるような企画を考えていきたい」
このほか移住相談などにあたる隊員も含め、3人の任期は最長で2026年度までとなっています。