阪神淡路大震災から17日で30年。一見、防災グッズには見えない防災グッズが売れています。
■“普段使いOK”防災グッズ
突然やって来る災害。大切なのは普段からの備えですが、でも、それってどうすればいいのでしょうか。
備え・防災アドバイザー 高荷智也さん 「普段は日用品として使える、災害時は防災用品として使える。こうしたフェーズフリー、平時と非常時の垣根をなくすようなアイテムが非常に注目されてるんです」
例えば、どんなものがあるのでしょう。
防災アドバイザーの高荷智也さんに紹介してもらいました。
備え・防災アドバイザー 高荷智也さん 「こちらはクッションなんですね。クッションに見えるんですけれども、実はこれが開くと中から寝袋が出てくるんですね」
確かにクッションです。ただ、広げると寝袋に早変わりします。
普段使いできるものでは、こんなものもあります。
備え・防災アドバイザー 高荷智也さん 「これ見た目、普通のスリッパ。普通のルームシューズなんですが、とがったものを踏ん付けても貫通しづらい“踏み抜き防止インソール”というものが内蔵されていますので」
ガラスや食器の破片が床に散らばっていても安心して歩けるスリッパなんです。
そして、災害時に発生しやすいのが停電ですが。
備え・防災アドバイザー 高荷智也さん 「こちらは普段は折り畳んでかなりコンパクトになりますので、どこにでも持っていける。リックなどにもしまっておけるアイテムですが、組み立てますと、キューブ状のおしゃれなランタンになる」
充電は太陽光でできます。
大事なのは防災グッズをしまい込まないことだといいます。
備え・防災アドバイザー 高荷智也さん 「緊急時すぐ使いたいものはできれば目に届くところに置いておく、そのためにおしゃれなデザインなもの、あるいは日用品として使えるもの、そういったものを選んでいただくのがポイントかなと思います」