阪神淡路大震災から30年を迎えるのを前に、全国で初めて防災専門学科が設置された神戸市の高校では生徒らが震災体験をどのように次世代につなぐかを語り合いました。
阪神淡路大震災をきっかけに「環境防災科」が設置された兵庫県立舞子高校では近隣の住民を交えた災害に関するワークショップが開かれました。
震災を経験した卒業生を招き、語り継ぐかなどが話し合われました。
環境防災科2年生 田中千恵美さん 「(地震の)被害を減少させるようにするのは私たちの課題だと思うので、環境防災科であと1年間学んで大学や社会に出た時にうまくつなげられるようにしていきたいと思います」
環境防災科2年生 長谷川虎粋さん 「どういうふうに工夫したらいいかなど考えながら(震災の話を)語り継いでいきたいなと思います」
舞子高校は「震災から30年となって記憶が薄れていくなか、次世代を担う若者が防災を積極的に学んで発信することで防災社会の実現を進めたい」としています。