2024年の貿易収支は4年連続の赤字でしたが、赤字幅は4割以上縮小しました。半導体関連の輸出が伸び、輸出額は比較可能な1979年以降で過去最大となりました。
財務省が発表した貿易統計速報によりますと、輸出から輸入を差し引いた2024年の貿易収支は5兆3326億円の赤字でした。
輸出は設備投資が活発な中国向けの半導体関連や円安などを背景にアメリカ向けのハイブリッド車が伸び、輸出額は過去最大となる107兆913億円でした。
輸入はアメリカからの高性能・高価格帯のパソコンなどが大幅に増えたことで、輸入額も過去2番目となる112兆4238億に上りました。