来月で東京大空襲から80年を迎えるのを前に、東京・江東区で空襲体験の記録や伝承をテーマにした特別展が始まりました。
「東京大空襲・戦災資料センター」で今月5日に始まった特別展では、当時の警察官が目の前の状況を殴り書きした日誌や去年、見つかった東京・墨田区の病院の焼け跡の一部などが展示されています。
1945年3月の東京大空襲では約10万人の命が失われましたが、映像記録がほとんどなく、体験した人も少なくなるなかで、空襲の悲惨さを伝えることが課題となっています。
来館者（22） 「記録から僕たちが記憶していく方向にシフトしていく。記録は次の世代に（伝える）。自分たちがどう思うのかは来た人がそれぞれ感じるのが重要」
特別展は今年4月上旬まで行われています。
