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“トランプ関税”に中国外務省「強烈な不満」 パナマ運河で米国に「厳粛な申し入れ」

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 アメリカが合成麻薬「フェンタニル」を理由に中国製品に対して10%の追加関税を課すと発表したことについて、中国外務省は「強烈な不満を表明する」と強く反発しました。

 中国外務省の報道官は、中国側が取った対抗措置については「自国の正当な権益を守るために必要なもの」で「貿易戦争、関税戦争に勝者はおらず、圧力や脅威は中国には通じない」と強調しました。

 そのうえで「今、必要なのは一方的な関税ではなく、平等な対話と協議だ」と述べましたが、トランプ大統領と習近平国家主席の電話会談についてはコメントを避けました。

 また、パナマのムリノ大統領が中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に関する中国との合意を更新しない方針を明らかにしたことについては、アメリカ側が「パナマ運河問題について無責任な発言をし、意図的に誤解を与えている」と指摘しました。

 「断固として反対し、アメリカに厳粛な申し入れを行った」と述べ、「一帯一路」によって「中国とパナマの協力が実り多い成果を上げ続けている」と強調しました。

 パナマ政府に対しては「二国間関係の全体的利益と両国民の長期的利益のために正しい決定を下すことを望む」と牽制(けんせい)しました。

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