日本郵便がヤマト運輸に対して損害賠償請求などを求め提訴している問題で、日本郵政の増田社長は両社の信頼関係は崩れ掛かっていると複雑な胸中を語りました。
この問題は日本郵便との協業でヤマト運輸が薄型荷物の配達を委託することで合意したにもかかわらず、ヤマト運輸側が一方的に停止し、日本郵便側に損失が発生したとして提訴したものです。
日本郵政 増田寛也社長 「崩れ掛かるとなかなか信頼関係は再び構築するのは大変ですけれども、色んな経営のファクト、採算の問題あるのかもしれませんけど、もう少し歯を食いしばって、そこを守ってほしいなというのが率直な思いです」
増田社長はこのように述べ、宅配業界の大手2社が協業を通してドライバー不足など様々な社会的課題を解決していくことの意義を訴えました。
一方、ヤマト運輸側は、係争中の案件については今後、司法の場で主張していくとコメントしています。