JAXA(宇宙航空研究開発機構)などが運用する人工衛星の観測で、2023年から2024年にかけて1年間における地球全体の二酸化炭素濃度の増加量が過去14年で最大になったことが分かりました。
JAXAや環境省などが運用する人工衛星「いぶき」による観測の結果、2024年の地球全体の二酸化炭素の平均濃度は421.3ppmで、2023年より3.5ppm増えました。
観測は2010年に始まって年々、右肩上がりに上昇していくなか、前年の二酸化炭素の平均濃度と比較できるようになった2011年以降で過去最大の増加量になったということです。
エルニーニョ現象による高温や干ばつのほか、森林火災、人為的に出される二酸化炭素の排出の増加などが影響したとしています。
画像:JAXA