おととし、東京・江戸川区の住宅で63歳の男性を殺害した罪などに問われている中学校教師の男に対し、検察側は懲役25年を求刑しました。
中学校教師の尾本幸祐被告(38)はおととし2月、勤務する江戸川区の区立中学校の近くの住宅に侵入し、住人の山岸正文さん(当時63)を刃物のようなもので複数回切り付け、殺害した罪に問われています。 6日の論告で、検察側は「一方的かつ執拗(しつよう)に攻撃された被害者の肉体的苦痛や恐怖感は筆舌に尽くしがたい」などと指摘し、尾本被告に対し、懲役25年を求刑しました。
これまでの裁判で、尾本被告は「私は犯人ではありません。身に覚えもありません」などと無罪を主張しています。