ロシアがウクライナ侵攻を始めて3年を迎えるなか、ウクライナのゼレンスキー大統領は平和が実現するのであれば自らが大統領を辞任する用意があるとの考えを示しました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領 「ウクライナの平和のため、もし私が職を辞する必要があるのなら、私にはその用意がある。もしNATO(北大西洋条約機構)加盟と引き換えにと言うのなら、長々話をせず、すぐにでもそうする」
ゼレンスキー氏は23日、記者会見で「何十年も権力を持つつもりはない」と述べつつ、「ウクライナの地でプーチン氏に権力を持たせるつもりもない」と安全保障を実現するため大統領にとどまっているとの姿勢を強調しました。
また、トランプ大統領がこれまでのアメリカの支援が5000億ドルに相当するとし、見返りに希少な鉱物資源の提供を求めている点については「実際には1000億ドルほど」としつつも「そもそも負債と考えるべきではない」と述べました。
一方で、トランプ氏には「我々はパートナーで、我々の側に立ってほしい」と期待感も示しています。