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「急にガタン」乗客が証言 バス22人死傷 運転手“病死”

社会

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 夜行バスが道路を外れ、22人が死傷。何があったのか、乗っていた男性が取材に応じました。

■バス 22人死傷運転手“病死”

バスの乗客 笹之内壮多さん 「急にガタンと落ちるような感じがあって、ドンと何かにぶつかったような感じだったですね。ちょっと本当に何が起こったか分からなかったという感じだった」

 ひびが入ったフロントガラス。大型バスは木に激しく衝突したとみられています。

 22日の午後8時半ごろ、三重県御浜町の国道で、和歌山県の那智勝浦町からさいたま市に向かっていた夜行バスが道路脇の林に突っ込んだ事故。

 運転手の橋爪悟司さんが死亡し、乗客21人がけがをしました。

バスの乗客 笹之内壮多さん 「腰が痛くて歩けないような人とか、頭から血を流してる人とか、鼻とか口から血を流している人もいました。1人、看護師みたいな人がいて、その人が指示してくれて皆、落ち着いて行動できたかなと思うんですけど」

 亡くなった運転手は運転歴約20年のベテランで、事故歴や持病はなく、出発前の点検でも異常はなし。勤務前には9時間以上の休息を取っていました。

 出発から約1時間後に事故が発生。現場にブレーキ痕はありませんでした。

バスの乗客 笹之内壮多さん 「蛇行運転しているとか急ハンドルを切ったとか、そんな感じは分からなかったですね」

 三重県警は24日、バスを運行していた西武観光バスの営業所に過失運転致傷の疑いで家宅捜索に入りました。

 午後、三重県警は運転手の橋爪さんの死因は病死だったと発表しました。

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