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【独自】道路陥没事故の通信記録入手 当初の救助活動「20分以上」 発生3カ月

社会

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 埼玉県八潮市の道路陥没事故からまもなく3カ月です。ANNが入手した事故当日の消防の通信記録から、当初は救助に要する時間を「20分以上」と見積もっていたことが分かりました。

 (社会部・阿部佳南記者報告)  現場では現在も下水道管内に取り残されているとみられる運転手の救助に向け工事が行われています。

 下水道管に流れる水を減らすためのバイパスは24日設置が完了し、今後、水を迂回(うかい)させることで環境を整えていくことになります。

 救助活動を巡っては、発生当初、周りの地盤が不安定だったことなどから複数回中断されていましたが、今回、ANNは当日の救助活動の無線交信記録を入手しました。

 記録によりますと、現場の救急隊は消防本部に対し「救出まで20分以上」という報告をしていて、それに対し、本部は「要救助者の救出まで20分を要する」ということを復唱していました。

 さらにその20分後には、現場から隊を増やすよう求めるやり取りも残っていました。

 救急隊ははしご車を使うなどして救助を試みましたが、その日の夜に穴が拡大する形で新たな陥没が起きたことなどから救出には至りませんでした。

 埼玉県は二次被害を生まないよう基礎を整えたうえでの救助活動を準備していて、再開の見通しは来月中旬としています。

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