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加藤・ベッセント財務相会談「為替は市場が決める」“為替誘導”の懸念否定

経済

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 日本時間の早朝に行われた日米財務相会談で、加藤財務大臣は「アメリカから為替水準の目標の話はなかった」と強調しました。

 (経済部・佐藤美妃記者報告)  ある財務省幹部は「両政府が為替誘導をするのではないかという懸念を明確に否定できた」と話しました。

 会見で加藤大臣は、ベッセント財務長官に対して「関税措置の見直しを強く申し入れた」としました。

 そして、為替水準は市場で決定されること、関税交渉における為替部分は両者で協議を続けることで一致したと説明しました。

 会談は30分の予定を大幅に超えておよそ50分間行われましたが、加藤大臣は、アメリカ側の要求については一切明かしませんでした。

 そんななか明言したのは、為替水準の目標や管理の枠組みの話は全くなかったということです。

 一部の市場関係者は円安を是正する話が会談のなかで出る可能性があるとみていましたが、事前にベッセント長官がそれを否定し、今回、加藤大臣も明確に否定しました。

 不安定な動きを続けていた円相場は今は落ち着きを取り戻しています。

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