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フィリピン残留2世の日本国籍回復を支援 石破総理が表明

政治

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 フィリピンを訪問した石破総理大臣は、太平洋戦争中に日本人の父親と生き別れるなどして無国籍状態となった残留2世と面会し、日本国籍の回復を支援する考えを伝えました。

石破総理大臣 「すべての方(残留2世)の国籍取得が実現していないことは非常に私自身、残念であり悲しいことだと思っております。皆様方が日本人としての思いを忘れることなく今日まで来られたことに対し、日本の総理大臣として心から敬意を表したい」

 29日、石破総理は訪問先のフィリピンで残留2世の3人と面会し、日本国籍の回復を支援する考えを伝えました。

 フィリピン残留日本人2世の多くは太平洋戦争中に日本人の父親が戦死や、強制送還されるなどして無国籍状態となりました。

残留2世 寺岡カルロスさん 「私たちの願いはただ一つ、日本人として認められ、父の故郷である日本の土を踏むことです。日本人としてのアイデンティティーを戻していただきたいのです。日本人として死ぬという願いもかなえていただきたいのです」

 今もフィリピンで暮らす49人の残留2世が日本国籍の回復を希望しています。

 今年の夏には健康状態の良い2世らが集団で来日して親族探しを行う予定で、石破総理も、3月の参議院予算委員会で政府の予算で費用を負担することに意欲を示しました。

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