ゴールデンウィークに行きたい瀬戸内国際芸術祭おすすめスポット。今回は岡山県玉野市の宇野港エリアの新作をお伝えします。
(記者リポート)
「玉野市の宇野港エリアです。こちらこうしたランドマークのような作品に、新しい作品も展示されています」
海を望む広い空間に何かが立っています。何でしょう……。
(記者リポート)
「黒い穴のような部分から何かが飛び出しているように見えます。この空間全体が1つのコラージュ作品のようで不思議な気持ちです」
景色にぽっかりと開いた穴のような部分。こちらに出てくるのかあちらに帰っていくのか……。この日は曇っていたため、まるで画用紙に穴が開いているようにも見えますが、後ろには船が通っています。現実空間に、少しだけ違和感が加わったような空間が生み出されています。
続いては住宅街にあるスポット。
(記者リポート)
「こちらはかつて銭湯だった空間を使った作品です。中に入ってみると、いろんな音がしています。浴室だったときの雰囲気が残っています」
作品では、天井からしたたる水滴の音を拾い、プログラミングによって音を変化させています。
女湯だった場所は銭湯の廃業後埋め立てていましたが、作品制作にあたり掘り起こしました。埋め立てによる宇野の海岸線の変遷と、作者の出身地である中国の広東省の風景が表現されています。
金属片をつなげた巨大なインスタレーション。形の違う金属がつながる様子は横から見ても面白いかも。
岡山市からもアクセスしやすい宇野港エリア。他にも日本神話をモチーフに玉野市で作られた塩を使って描いた作品など多くの新作を楽しめます。