一般社団法人の「犬島ととと倶楽部(岡山市東区犬島)」は、地域振興基金を財源とする補助金を活用し、犬島の未収穫果実を有効活用するプロジェクトに取り組み、「犬島クラフトビール」と「犬島の柑橘ゼリー」を商品化しました。
クラフトビールは、ユズとキウイを使用し、東区西大寺で飲食店を経営する「KKM川崎」が展開するクラフトビール工房「五福工房」が醸造しました。栓を抜くと爽やかな果実の香りが広がり、度数も抑えめで苦味が少ないのが特徴です。1本800円。
柑橘ゼリーは、甘夏と清見みかんを1:1の割合で配合しました。1個400円。
犬島では、島民が果物を育てて自家消費し、近所の人に分けて地域のつながりを育んできましたが、少子高齢化で収穫が困難になり、手つかずのまま果実が落ちている状態だということです。島民と力をあわせて開発した今回の商品は、瀬戸内国際芸術祭の開幕にあわせて発売し、島を訪れる国内外の旅行者に届けたいとしています。