水俣病の公式確認から1日で69年、国と被害者団体の懇談が熊本県水俣市で行われていますが、議論は平行線をたどったままです。
去年の懇談で、被害者側のマイクが切られた問題への反省から、異例の2日間の日程で水俣市を訪問している浅尾慶一郎環境大臣は1日、発言中にマイクを切られた松崎重光さん(83)らとの懇談に臨みました。
松崎重光さん 「きょうはゆっくりしたもので時間はいっぱいあるでしょうから、納得のいくまで話をさせていただければ」
被害者団体は水俣病被害の全容を把握するための健康調査を求めていますが、国との議論は平行線をたどりました。
午後には犠牲者の慰霊式が行われます。