経団連の十倉会長はアメリカとの関税交渉について、自動車など品目別を含め、すべての関税措置が見直しされるように「粘り強く協議を続けることが重要」と強調しました。
十倉雅和会長 「赤沢さん(大臣)の表現は『ゆっくり急ぐ』でしたけども、むしろこれに直してくれという意味ではありませんけども『じっくり急ぐ』といった方が適当ではないかと思います」
1日にワシントンで行われた2回目の関税交渉では、政府関係者によりますと、アメリカ側は自動車などへの関税は交渉の対象外だという考えを示したということです。
これについて十倉会長は、関税措置の影響が実際に出てきてはいるものの「安きに流れないよう品目別関税も含め、すべての関税が見直しされるよう粘り強く協議を続けることが重要」と強調しました。
また、交渉を担当する赤沢大臣が「ゆっくり急ぐ」と表現したことに触れ、「じっくり急ぐ」の方が個人的にはしっくりくると話しました。
交渉では「腰を据えて、腹の据わった対応をしてほしい」と要望しました。