中国南部の広東省で月曜日、地震が発生。夕食時を大きな揺れが襲いました。
地元当局によると、震源は広州市から北に55キロで、深さは10キロ。地震の規模を示すマグニチュードは4.3と推定。
街ではビルが大きく揺れる様子も見られましたが、これまでのところ、けが人の報告はありません。
そうしたなか、地震発生時のある家族の様子が話題となっています。
マンションの9階で暮らす李さん一家。揺れに気付いて、避難を始めます。
男の子 「おばちゃん、地震だよ。早く逃げないと」
のんびりしている家政婦さんに声を掛け、避難を促す男の子でしたが…。
男の子 「まだ食べ終わってなかった」
慌ててテーブルに戻ると、ソーセージをぱくり。さらに、ごはんとおかずを持って父親のもとへ…。
父親 「持ってくるな」
叱られたあとも、食事を続けたのです。
現地メディアの取材に父親は「一番大切なのは命で、物に執着すべきじゃないと言い聞かせました」と語ったということです。