2025年3月に岡山市で発生した山火事現場の治山事業について、初めての住民説明会が行われました。
説明会は岡山県と岡山市が合同で開いたもので、山火事があった岡山市南区の4つの地区の町内会長らが参加しました。
県や市の担当者が現地調査を踏まえた対応状況などを報告しました。
渓流の一つについては、今後の豪雨などで土砂が住宅や市道へ流れ出る恐れがあり、応急対策工事をしたこと。
また、落石の恐れがある場所については、防護柵やロープで対策をする必要があることなどを説明しました。
質疑応答では農業への影響を懸念する声もありました。
(地域住民)
「大雨が降ったら、田んぼに石が落ちてきたり大きな石がね。そうなったらもう対処できないですよね、農家の人は」
県と市は治山事業を進めるにあたり、地権者を始めとした地元住民の理解を得たいとしています。
(甲浦学区連合町内会長/井上伸一さん)
「梅雨の時期だし、大雨が降る可能性もある。すぐにはできないけど、そういうことをよく市と県の人が見てもらって、早く対処してもらうようにしていただければ」
(岡山県備前県民局 森林整備課/田中幸二 課長)
「目標とするところは、災害が起きてはならないので、災害が起きないような復旧の仕方をしていく必要がある」
(岡山市農林水産課/立川尚寛 農林水産企画調整担当課長)
「いろいろな声をお聞きして、いろいろな面でサポートしていけたら」