ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

トウモロコシ“想定外の豊作”農家も驚き 「色の濃さ」で味に大きな違い

経済

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 今が旬のトウモロコシ。今年は農家も「想定外」と驚く豊作です。「色の濃さ」で味にも大きな違いがあるようです。

 トウモロコシのかきあげ始めました。

かきあげを注文した人 「そばに合う。トウモロコシ大好き」

 神奈川の藤沢市にある、そば店。旬のトウモロコシをゴボウと合わせたかきあげを26日から提供しています。

そば処 貴乃家 高橋心路店長 「おとといぐらいからガクッと安くなった。安くなって、一番おいしい時期なので始めた」

 旬のトウモロコシがお手ごろ価格に。その理由を調べてみると…。

 27日午前6時半。藤沢市内の畑では収穫作業の真っ最中です。子どもたちも収穫をお手伝い。

井出農園 井出康平さん 「今年のトウモロコシの出来は、この時期いいですね。糖度もしっかり乗っているし、おいしくて大きいものがいっぱい」

 自信をのぞかせる一方で、生産者が直面していたのは“想定外の豊作”です。

井出農園 井出康平さん 「4月の寒さ(の影響)を受けたものが少し遅れていて、逆に本来、今、取れるものは、ちょうどとれる時期にはまってきてる。それで豊作になっている」

 天候の影響で本来、少し前にとれるはずだったものが遅く、後に取れるはずだったものが早く。収穫時期がずれた結果の豊作です。

井出農園 井出康平さん 「すごく良いものがいっぱい取れているので、お客様にはすごく喜んでいただけると思いつつ、全体的な相場が少し下がるのは(農家として)複雑な気持ち」

 そうしたなか、同じ神奈川県内にある海老名サービスエリアに、おいしいトウモロコシを買って農家さんを応援できる場所がありました。

客(50代) 「(Q.何本買っている?)20本」 「5本買いました。おすすめの黄色2本と、初めて見たホワイト2本と、自分のために(1本)」

 大量買いの客も続出。どっさり並ぶのは地元農家が朝収穫した個性豊かなトウモロコシです。

20本購入した人(50代) 「(Q.白いトウモロコシが気になった?)普通、黄色いじゃないですか。テレビで見て、すごいなと思って」

 朝に入荷した3種類を並べてみると、白から黄色、見事なグラデーションに。色の濃淡によって味はどんな風に違うのでしょうか?

八百繋 北川悠太さん 「こちらが『ゴールドラッシュ』。非常に味が濃く、熱が入ると甘さが際立つ」

 濃い黄色のトウモロコシは味も濃いという特徴が。井出さんのゴールドラッシュも販売されていました。

八百繋 北川悠太さん 「こちらは『雪の妖精』という白いトウモロコシ。とにかく甘い。粒に入っている果汁の量が黄色に比べると多い。かじりついた時に、ジュワッと口の中で広がる」

 白いトウモロコシは生でも食べられるそうで…。

白いトウモロコシを購入した人 「甘くておいしい。これが生!?止まらない、止まらない。最初は抵抗あったけど、1口目は。食べたら全然、生とは思えない」

 最後に、真ん中のトウモロコシの特徴は…。

八百繋 北川悠太さん 「黄色は味が濃くて、白は甘みが多いので、いいとこ取りの品種になります。熱を入れると、さらに味が濃くなる品種」

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース