備蓄米を遠方に届ける際の輸送手段として、トラックやフェリーの代わりに航空機を使用する実証実験が行われました。
JA全農(全国農業協同組合連合会)などは30日、2023年産の備蓄米約12トンを沖縄県に航空輸送する実証実験を公開しました。
輸送量の制約やコストの問題から、JA全農は島しょ部へのコメの輸送をトラックやフェリーで行っています。
しかし、遠隔地で物品が逼迫(ひっぱく)している場合は速さが求められるとして今回、実証実験を行いました。
通常、保管倉庫から輸送先まで1週間程度かかるところを2日で運ぶということです。
一方で運賃は3倍近くかかるため、高いコストに見合う付加価値を付けられるかなどを含め、実際の運用を検討していくとしています。