8回にわたって訪米し、トランプ関税を巡る日米の合意に向けて交渉を続けてきた赤沢経済再生担当大臣は「簡単な交渉ではなかった」と、これまでの協議を振り返りました。
赤沢経済再生担当大臣 「一筋縄ではいかないということを申し上げていましたけれども、とにかく簡単な交渉ではありませんでしたが、しかし緊密な日米間の協議を通じて構築をされた相互理解と信頼関係を基礎として本日、両国の国益に資する合意ができたと、そのことについては大変、喜ばしいことであるというふうに思っております」
赤沢大臣は8回目となった今回の訪米中にラトニック商務長官とベッセント財務長官と、それぞれ協議しました。
その後、23日朝、トランプ大統領と約70分間にわたって議論した結果、日米間で合意に至ることができたということです。
今回の合意については、石破総理の「関税より投資」の考えを一貫してアメリカ側に主張してきた結果だとしました。
相互関税と自動車・自動車部品の分野別関税をそれぞれ15%に引き下げることで合意した一方で、50%の関税が課されている鉄鋼アルミについては今回の合意には含まれていないとし、今後も議論を続けていきたいと強調しました。