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旧香川県立体育館 民間による買い取り意向も…知事「予定通り解体進める」

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 香川県が解体を決めた旧県立体育館を巡るニュースです。建物の保存・活用を目指す団体が民間による「買い取り」などに向けた協議を申し入れましたが、香川県の池田知事は22日、予定通り解体を進める考えを示しました。

 世界的な建築家、丹下健三が設計した旧香川県立体育館は耐震性に問題があるとして2014年に閉館。県が約10億円かけて解体することを決めています。

 これに対し、民間団体の「旧香川県立体育館再生委員会」が7月18日、買い取りなどによる保存と利活用について協議を始めるよう県教委に申し入れました。

 再生委員会は、建物と敷地を買い取るか借りるなどして全額自己資金で耐震補強や改修を行い、「観光交流拠点」として再生させる計画を提案しています。

 再生委員会はサポート企業として全国各地で商業施設や文化施設の企画や運営などを行う「乃村工藝社」や歴史的建造物の再生などを手掛ける「青木茂建築工房」、宿泊施設の企画などを行う「Staple」、「水星」などが名を連ねていることを明らかにしました。23日、記者会見を開いて詳細を発表する予定です。

 22日の定例会見で香川県の池田知事は……

(香川県/池田豊人 知事)
「誰がやるのかということも含めまして、具体的なものになっているという提案ではないと思います。そういうことで状況に変化はなく、安全確保のためにも予定通りの解体を進めてまいりたいと考えております」

 香川県教委は、8月にも解体工事の事業者を選定する一般競争入札の公告を行う準備を進めています。

(記者)
「(解体工事の)入札の公告をすると本当に動き出すんですけど、それを一旦止めて(検討の)猶予を持たせるということも今のところないということですか?」

(香川県/池田豊人 知事)
「安全確保のためには、予定どおりの解体をすることが一番望ましいというふうに考えております」

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