農林水産省は2025年上半期の農林水産物や食品の輸出額が過去最高を更新したと発表しました。
農水省によりますと、今年1月から6月の農林水産物や食品の輸出額は去年と比べて15.5%多い8097億円でした。
国や地域別に見ると、アメリカ(1410億円)が最多、次いで香港(1068億円)、中国(902億円)、台湾(806億円)となっています。
アメリカでは4月から新たな関税が導入されましたが、ホタテ貝や緑茶、ぶりなどが大きく増加し、前年比プラス22%と大幅に伸びました。
輸出額が増加した理由について農水省は、日本食レストランの増加や、日本食への関心の高まりが背景にあるとしています。
ただ、2025年の目標額である2兆円の達成については「ハードルが高い」として、農水省は実現が難しいとの見方を示しました。