アメリカのトランプ大統領は、司会者の発言を受けて人気トーク番組が無期限の放送休止となったことについて、言論の自由の問題とは関係ないと述べました。
ABCテレビの人気トーク番組で、司会者のジミー・キンメル氏が15日の放送中に、保守活動家のチャーリー・カーク氏の射殺事件について、「トランプ氏の支持者らが政治的な点数稼ぎに利用している」などと批判的に発言しました。
この発言をFCC(連邦通信委員会)の委員長が問題視したことを受け、ABCテレビは17日、番組の放送を無期限で休止すると発表しました。
トランプ大統領 「ジミー・キンメルが解雇されたのは何といっても視聴率が低いからだ。彼は才能のある人間ではない」
トランプ大統領は18日の記者会見で、番組の放送休止は司会者に才能がなく、視聴率が低かったからだとして、言論の自由の問題とは関係ないとの認識を示しました。
現在のFCCの委員長はトランプ大統領が指名していて、アメリカ国内では番組の放送休止を巡って、憲法が保障する言論の自由の侵害との批判が出ています。