制裁の再発動が迫るイランがヨーロッパ3カ国の大使の召還を発表するなど反発する姿勢を示しています。
国連安全保障理事会で26日、イランへの制裁停止の期限延長を求める決議案が否決され、制裁は日本時間28日午前9時に再び発動されます。
イギリス、フランス、ドイツの3カ国は制裁停止を決めた2015年の核合意にイランが違反したとし、制裁再開の手続きを始めていました。
イラン外務省は27日、このヨーロッパ3カ国に駐在する大使を召還すると発表しました。
ペゼシュキアン大統領は「我々は近隣諸国のみならず、BRICSや上海協力機構の国々との関係を保っている」と述べ、制裁を乗り越えられると強調しました。