岡山県で行われている新スタジアム整備を求める署名活動で、集まった署名の数が広島県で同じように集めた署名数を上回りました。
岡山県のプロスポーツチームやサポーターらで作る「新スタジアムの整備を推進する会」が発表しました。
岡山県での新スタジアムの建設を求める署名活動は2025年6月26日に始まり、県内外やオンラインで署名を集めています。
団体によりますと、26日時点で37万1561人分が集まり、2012年に広島県で新スタジアムを求めて行われた署名活動の37万579人分を上回りました。
また26日、岡山県議会の「防災・環境対策・スポーツ振興特別委員会」が開かれました。
議員からは「岡山県総合グラウンドの県営野球場など県内の老朽化した施設について今後の方針はあるか?」などの意見が出ました。
岡山県の担当者は「老朽化施設の中でも県営野球場は建設から70年以上が経ち、施設運営にも支障が出ている」「2025年度中に利用状況を取りまとめ、今後の在り方を検討する」としています。
岡山県によりますと、天候や整備などで利用できない日を除いた県営野球場の稼働率は95%だとしています。
岡山県は前回の委員会で「使われていない県有財産の中にスタジアム整備に適した場所はない」としていました。
新スタジアムの整備を求める署名活動は9月末まで行われ、オンラインでも署名を受け付けています。