若手指揮者の登竜門として知られ、世界的指揮者だった小澤征爾さんがかつて優勝したフランスのコンクールで、岡山県出身の米田覚士さん(29)が優勝しました。
米田さんが優勝したのは、フランス東部のブザンソンで、27日に決勝が行われた「ブザンソン国際若手指揮者コンクール」です。中国出身とアメリカ出身のファイナリストを抑えて、国際審査員団の満場一致でグランプリに輝きました。
米田さんは幼少期からピアノを学び、岡山市ジュニアオーケストラでは打楽器を担当していました。東京芸術大学指揮科を卒業し、2021年に東京国際音楽コンクールで入選しました。
「ブザンソン国際指揮者コンクール」では、2024年に亡くなった小澤征爾さんも1959年に優勝しています。日本人の優勝は11人目です。