南米ブラジルで麻薬密売組織に対する大規模な取り締まりが銃撃戦などに発展し、警察官を含む少なくとも60人が死亡しました。
ブラジル当局によりますと、28日、リオデジャネイロにあるスラム街ファベーラで麻薬密売組織を標的とした大規模な取り締まりが行われました。
リオデジャネイロ史上最大規模で、約2500人の警察官や軍の兵士が投入されました。
この取り締まりで81人が逮捕されましたが、密売組織側が銃撃やドローンから手りゅう弾を投下するなどして激しく抵抗したため、地元メディアは治安当局の情報として警察官4人を含む少なくとも64人が死亡したと明らかにしています。
リオデジャネイロでは国際イベントの前に警察の強制捜査が頻繁に行われていて、来週、気候変動に関する国際会議が開催されます。