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伊原木知事「新アリーナを市民が望んでいるかどうか疑問」 岡山市長との対面協議に応じず

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 岡山市が計画している新しいアリーナの事業で、岡山県の伊原木知事が大森市長との対面協議に応じなかったことについて、「現段階では前向きに対話ができる状況にない」と理由を述べました。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「この4年間もしくは5年間の我々の教訓というのが、対話に応じた場合トラブルが大きくなるだけだという経験の積み重ね。前向きな対話が出来る状況になればということで、いま残念ながらそういう状況になっていない」

 伊原木知事が29日の定例会見で述べたものです。

 岡山市は北区野田に新しいアリーナの整備を計画しています。市は県に改めて参画の意向などを聞くため10月10日、大森市長と伊原木知事の対面での協議を申し入れました。

 市と県によりますと28日、県が市に「現時点では参画しない」と回答したということです。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「前に進める前提として、本当に市民が望んでいるのかという根本的なところで一市民として疑問を持っている。我々からすると参画する意味を見出していない」

 新アリーナの建設について、岡山商工会議所の松田久会頭は29日の定例会見で、企業から集める寄付金の現段階の見込みを明らかにしました。

 市は新アリーナの総事業費の約280億円のうち、50億円ほどを「企業版ふるさと納税」の寄付金などで賄いたい考えで、経済団体に協力を求めています。

(岡山商工会議所/松田久 会頭)
「50億足りないと言われた中の約6割ぐらいはすでに見通しが立っている。もちろんこれからも寄付を要請していきます」

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