太陽が生命誕生期の地球に及ぼした影響を解明する手掛かりになるかもしれません。京都大学などの国際研究チームが、岡山県浅口市にある「せいめい望遠鏡」などを使った観測の研究成果を発表しました。
研究は、京都大学白眉センターの行方宏介特定助教らの国際研究チームが行ったものです。
研究チームは2024年3月、浅口市の京都大学せいめい望遠鏡やNASAのハッブル宇宙望遠鏡で太陽型の若い恒星「りゅう座 EK星」を観測し、約10万度の高温ガスが猛スピードで噴き出す様子などを世界で初めて確認しました。
高温ガスは巨大なエネルギーを持ち、今回の研究の成果はかつての太陽が生命誕生期の地球の大気に及ぼした影響を解明する手掛かりになると期待されています。