香川県の秋祭りで躍動する「獅子舞」の写真展が丸亀市で開かれています。
香川県は「獅子舞王国」とも呼ばれ、県内各地で800を超える獅子舞が現存するとされます。
写真展を開いたのは、祭りが大好きだという香川県多度津町出身の写真愛好家の2人です。
会場には2人が2013年から2024年まで、善通寺市の秋祭りで出会った獅子舞や、神輿などの写真19点が展示されています。
獅子を操る「太鼓打ち」と呼ばれる子どもたちの写真。表情からはお祭りを心から楽しんでいる様子が伺えます。
このほか、獅子舞の舞手が被る布「ゆたん」にデザインされた「鳳凰」や鬼気迫る「風神」などを真正面からとらえた写真もあります。
(写真愛好家/中山知晴さん)
「お祭りのことを知らなくても、写真を見ることで今まで知らなかった地域の文化とか風習に目を向けていただく機会になれば」
今後は東かがわ市から観音寺市まで各地で撮影した写真も入れ替えて展示する予定です。
写真展は、丸亀市の中津万象園の中にある「丸亀美術館」で11月24日まで開かれています。