トヨタ自動車は来年から順次、アメリカで生産した車の日本での販売を目指すと発表しました。
トヨタがいわゆる「逆輸入」を検討しているのは、セダンの「カムリ」、SUV(スポーツ用多目的車)の「ハイランダー」、ピックアップトラックの「タンドラ」の3車種です。
カムリとハイランダーはかつて日本でも販売していました。
国交省は日本での安全性を確認できれば、アメリカ産の車を追加の試験なしで輸入できるよう1月下旬にも省令を改正する方針です。
トヨタはこうした制度も活用し、トランプ政権が求めるアメリカの対日貿易赤字の縮小につなげたい考えです。
トヨタは「より良い日米貿易関係に貢献して参ります」とコメントしています。
「逆輸入」を巡っては、ホンダや日産自動車も検討しています。
ただ販売台数が伸びるかは不透明で、輸送費用などの課題もあります。