宇都宮市にある「栃木県護国神社」で、今年一年の穀物の豊かな実りに感謝し、米を奉納すると年越しそばをもらえる「そば献穀祭」が行われました。
「そば献穀祭」は毎年、大晦日に五穀豊穣の神様をまつる「栃木県護国神社」で執り行われる神事です。
本殿前に建てられた特設の神殿で神職がおはらいをした後、集まった参拝者は持ち寄った1升の米を奉納します。
その後、神社の畑で収穫したそばの実が入る石臼を来年への願いを込めて丁寧にひきます。
米を奉納すると年越しそばがもらえることから、参拝客が早朝から並びました。
参拝客 「今年はいろいろ物価が上がって大変だったけど、いろいろ食べたり、そういうことができたことが良かった」 「来年また良い年になるようにという想いでひかせていただきました」 「皆健康で笑顔があふれる1年になったらいいなと思います」
参拝者120人から奉納された米はおよそ180キロ。この米は節分の恵方巻に使われるということです。