「2025年の印象に残る出来事」として、Park KSBアプリに多くの人が寄せたのが、ファジアーノ岡山の初めてのJ1挑戦です。
2025年2月、クラブ創設21年でたどり着いた夢舞台の開幕戦……満員のサポーターの声援を背に、生え抜き5年目・木村らの活躍で京都に2対0で勝利。新たな歴史を刻みました!
(開幕戦後のサポーターは―)
「ファジアーノやったぜ」
「めちゃくちゃ楽しくて、勝ったのがめちゃうれしかった」
2025年にチームの躍動と共に話題となったのは……。
(ファジアーノサポーター/河野良亮さん)
「今のスタジアムでは見たくても見られない人がいる」
チケットの売り切れ問題です。今シーズンホーム戦すべての試合でホーム側のチケットが完売。
JFE晴れの国スタジアムの収容人数約1万5500人に対して今シーズンの平均観客は約1万4600人。収容率はリーグトップの約94%と、「見たくても見られない」状況が続きました。
アウェーからもたくさんのサポーターが訪れ、観戦の前後に岡山観光を楽しむアウェーサポーターの姿はSNSなどで話題となりました。そんな中……。
クラブやサポーターらでつくる団体が新スタジアム整備を目指し署名活動を実施。10月、集まった約50万人分の署名を伊原木知事に提出しました。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「大半が岡山県民の署名で集まったというのは非常に大きな事だと感じている」
その後、伊原木知事は12月の議会で「真剣に検討していく必要がある」とし、協議体の設置などを検討すると表明しました。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「とにかくいろいろな問題、検討すべき問題があるので、それについてしっかり研究していくこれからは表立って研究できる」
ファジアーノが岡山の街に呼び込んだ新たな風。2026年もJ1での戦いが続きます。