指定取り消し処分や養殖カキ大量死の影響で、岡山ではふるさと納税をめぐる動きがありました。KSBアプリで募集した視聴者のコメントとともに振り返ります。
(総社市/片岡聡一 市長)
「(国の判断については) 甘んじて受け入れないといけない」
9月、ふるさと納税の返礼品のコメの調達費が国の基準を超えていたとして、総社市がふるさと納税の指定取り消し処分を受けました。
6月には吉備中央町も岡山県で初めて指定を取り消されていて、両自治体とも取り消しから2年間は指定を受けることができません。
視聴者からは落胆や今後の財政への不安の声などが聞かれました……。
(アプリコメント)
「吉備中央町が指定から外されたのがショックです。おいしいお米をもらっていたのに」岡山市 65歳男性
「今後の財政に不安を感じた」岡山市 35歳女性
ふるさと納税をめぐってはこんな動きも……。
(記者)
「こちらは瀬戸内市のふるさと納税のサイトです。カキ大量死の影響を受け、受け付けを停止している商品もあります」
この冬、岡山・香川ともに養殖カキの大量死が問題となっています。
瀬戸内市によりますと市内の邑久町漁業協同組合では1年もののカキが約5割、3年ものが約9割へい死しています。そのためふるさと納税のカキについて一部商品の受け付け数を減らしたり、停止したりしています。
また、返礼品がないふるさと納税としてカキ養殖事業者を支援する寄付を募っています。
瀬戸内を代表する冬の味覚。年明け以降もその影響が心配です。