東京電力福島第一原発の廃炉責任者がインタビューに応じ、事故から15年を経て核燃料などが溶けて固まった燃料デブリの取り出し以外は先が見通せる状態になったという認識を示しました。
東京電力ホールディングスの副社長でもある小野明代表は、廃炉作業の進捗について「汚染水を処理した水は安全に海に放出されている」「使用済み燃料のプールからの取り出しも成果を上げている」などとしたうえで、次のように述べました。
東京電力 福島第一廃炉カンパニー小野明代表 「15年を総括するとデブリ以外のものに関しては、かなり先が見通せるような状態になってきたかなと思ってます」
燃料デブリを巡っては釣りざお式の装置で2号機から2回、合わせて0.9グラムを取り出していますが、東京電力は、より広範囲で作業ができるロボットアームを夏ごろに投入して3回目の試験的な取り出しにつなげ、原子炉格納容器の内部の調査を進めたいとしています。
東京電力 福島第一廃炉カンパニー小野明代表 「今がステージが大きく変わったタイミングだと思ってますので、今後、デブリの取り出しに向けての情報の収集、調査をしっかりやって参りたい」
福島第一原発の1から3号機には燃料デブリが合わせて880トンあるとみられていて、東京電力は11年後の2037年ごろから本格的に取り出したいとしています。