日本銀行は、2日目の金融政策決定会合を開いています。中東情勢が与える影響を見極めるため、今回も利上げを見送る公算です。
中東情勢は物価の上昇と景気の下押し、どちらに大きく影響するのか日銀内でも意見が分かれています。
石油製品の値上げが続くなか、日銀内には、価格転嫁が進んで物価が想定以上に上昇するリスクを警戒する声が増えています。
物価が上昇して消費が抑えられると結果として景気を冷やすため、「利上げで物価を抑えるのが日銀がすべき対応だ」と話す関係者もいます。
一方で、この状況での利上げは企業の負担を増やして経済の停滞を招きかねないとして、「企業の業績予想を確認したい」という意見もあります。
利上げを進める姿勢を維持しながらも情勢の見極めを続ける日銀に対し、市場には「煮え切らない」と受け止める声もあります。
利上げに慎重な姿勢は、円安を加速させる恐れもあります。
28日午後の総裁の会見でどのように見通しが示されるかが焦点です。