ニュース

手塚治虫文化賞・新生賞に高松市在住のサイトウマドさん 初の単行本「怪獣を解剖する」が評価

「漫画の神様」とも称される故・手塚治虫さんの業績を記念した第30回手塚治虫文化賞の新生賞に高松市在住の漫画家、サイトウマドさんが選ばれました。

(第30回手塚治虫文化賞・新生賞/サイトウマドさん)
「(Q.受賞の知らせを受けて)ひたすらびっくりした。手塚先生の名前が入っているということで、漫画家になれたんだなみたいな感じがちょっとします」

 「手塚治虫文化賞」は漫画文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設しました。

 今回、高松市在住のサイトウマドさんが受賞した「新生賞」は、斬新な表現や画期的なテーマなど新たな才能を持つ作者を発掘するものです。
 過去には「ヒカルの碁」(作:ほったゆみ、画:小畑健)や、「葬送のフリーレン」(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ)の作者なども受賞しています。

 受賞の対象となったのは2025年4月、KADOKAWAから刊行されたサイトウさんの初めての単行本「怪獣を解剖する」です。

 かつて大災害をもたらした超大型怪獣の死骸の調査に取り組む解剖学者などを描いた作品です。

 選考委員からは「突き抜けた設定の中でエンタメ性と社会性を両立させた高い技量」が評価されました。

 初めてはまった漫画が手塚治虫さんの「ブラックジャック」だったというサイトウさん。今回の受賞をきっかけに、漫画を身近で「当たり前のもの」にした手塚さんら先人の存在を改めて意識したそうです。

(第30回手塚治虫文化賞・新生賞/サイトウマドさん)
「先人からの積み上げとか、いろんな人の仕事で世界が成り立ってるとかいうことを描きながら実感していたので、改めて『怪獣を解剖する』で描いたテーマと手塚治虫先生の名前がついた賞をもらうということがそこでちょっとリンクした」

 今後の目標は「新しい連載を無事に走らせること」。2026年6月からKADOKAWAの「月刊コミックビーム」で連載のスタートが決まっていて、次のモチーフは「幽霊」です。 「怪獣を解剖する」は全10回の連載だと決まっていて、着地点を考えてから描き始めたそうですが、新連載はどれくらい続くか未定ということで、キャラクターがどう動いていくかが楽しみだと話します。

(第30回手塚治虫文化賞・新生賞/サイトウマドさん)
「メジャーなジャンルを自分が描くならどんな感じになるか。わりとたくさん描かれてきた幽霊を自分なりに解釈して描いていけたらいいかなと思います」

 作品の中で、高松や瀬戸内の島の風景を多く描いているサイトウさん。今後も高松市を拠点に漫画家活動を行うということです。

【注】手塚の「塚」は正式には点ありの「塚」ですが、互換性への配慮から点なしの「塚」で表記しています。

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース

ADVERTISEMENT