ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

こんなに暑いのに…なぜ「梅雨明け」しない?

社会

 連日、真夏のような暑さが続いていますが、関東はまだ「梅雨明け」が発表されていません。梅雨明けは誰がどのように決めるのでしょうか。

■気象庁“梅雨明け担当”に聞く

 15日も関東で体温並みの暑さ。東京都内も2日連続の猛暑日となった地点がありました。

 「気象で分からないことは気象庁に聞く」ということで、梅雨明けの疑問を今年から“梅雨明け発表担当”になった経田さんにぶつけました。

気象庁 異常気象情報センター 経田正幸所長 「(Q.梅雨入り、梅雨明けは誰がどのように決める?)(梅雨明けは)向こう1週間の見通し、その先の見通しも踏まえ検討。週間天気担当の予報官、各地の予報の担当と共同で作業」

 主に梅雨明け発表を判断するのは気象庁の中でも週間予報を担当する職員だといいます。では、どのように決めているのでしょうか。

気象庁 異常気象情報センター 経田正幸所長 「(Q.気象庁では何人で話し合っている?)普段、週間予報を担当するブースにいるのは4人。週間予報に関する会議は10人近くのメンバー。会議の場所が部外者立ち入り禁止、いったん失礼します」

 気象庁では毎日、午後1時ごろから週間予報の見通しを話し合う会議が行われていますが、関係者以外は参加できません。

予報官 「時間になりましたので週間の会報を始めたいと思います」

 しかし、今回は特別に気象庁職員がその様子を撮影してくれました。

 皆さん、会議室ではなく部屋の一角に集まっています。

気象庁 異常気象情報センター 経田正幸所長 「(Q.なぜ会議室ではない?)オペレーションルーム内は仕切りがない。週間予報チームだけで作業しているわけではないので、他のチームとコミュニケーションを取りやすい1フロアで作業している」 「(Q.皆が集まりやすいように?)(オペレーションルーム内で)情報を集約している」

 梅雨明けはオープンな部屋で連携を取りながら会議を行い、この先の気象情報を検討したうえで発表されていました。

気象庁 異常気象情報センター 経田正幸所長 「皆さん社会が注目している現象なので発表の内容、タイミングに関して、発表まで責任を持ってできることにやりがいを感じている」

 となると、こんな疑問も浮かんできます。

気象庁 異常気象情報センター 経田正幸所長 「(Q.梅雨明けの定義で何が一番大事?)梅雨は曇り・雨の日が続くということで、重要視しているのは日照時間。梅雨はある程度、長い期間で日照時間の変化を見ている。その変化も1日単位ではなくて5日程度の範囲で増えるか減るかを見極めている」

 気象庁担当者によりますと、梅雨明けの判断は梅雨前線の位置や雨量よりも「日照時間の変化」を重要視しているということでした。

 ちなみに林アナから梅雨に関するこんな疑問も…。

気象庁 異常気象情報センター 経田正幸所長 「(Q.明けなかった梅雨はない?)あります。過去の統計の中で(梅雨が)明けなかったことはあります」 「(Q.ずっと雨が降り続いて?)そうです」

 1993年は8月中旬になっても前線が停滞し、ぐずついた天候が続き、東北から九州地方の広い範囲で梅雨明けを特定できませんでした。

 “梅雨明け発表”担当の経田さんと外に出てみると、やっぱり暑いということで改めて疑問です。

気象庁 異常気象情報センター 経田正幸所長 「(Q.こんなに暑くても梅雨は明けない?)その後、曇り・雨が見込まれていて、梅雨というのは曇り・雨が長く続く期間。週間予報で見て、ある程度、曇り・雨の日が続くとみられていて、関東甲信の梅雨明けは見送っている」

 梅雨明けの発表ができない要因は今後の雨だといいます。

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース

ADVERTISEMENT