香川県小豆島初のプロバスケットボール公式戦が8日、9日に行われました。香川ファイブアローズのチームカラー「黄色」で染まった観客席が選手たちを後押し。島の子どもたちにとっても、プロのプレーを間近で見る貴重な機会になったようです。
8日、会場の土庄町総合会館には午後5時の開場と同時に島の人たちが続々と詰め掛けました。初めて試合を見る人にも一体感を味わってもらおうと、実行委員会が来場者全員に黄色のオリジナルTシャツを無料配布しました。
(記者リポート) 「間もなく試合が始まります。会場は黄色一色で埋め尽くされています。」
香川ファイブアローズのホームゲームの平均観客動員は、前節までB2、18チーム中最低の788人。この日は、なんと、満員御礼となる1253人が訪れました。 西地区6チーム中5位と、成績でも苦戦中のファイブアローズ。対戦相手は6位のバンビシャス奈良です。
島の大声援を受け、序盤から優位に試合を進めるファイブアローズ。第2クオーター、チームに勢いを付けたのがブランドン!この試合、4本のダンクシュートを決めて観客をわかせます。
(Bリーグ小豆島公式戦実行委員会 渡部勝之さん) 「(観客席が黄色に)染まってますよね、染まってるでいいかなと思います。初めてだからってのはあるけど、でも経験してくれた方がこんだけおるってことですから。」
終始リードを保ったファイブアローズ、8日は76対62で奈良を下しました。 9日土曜日も、前日を上回る1262人の観客が入りましたが惜しくも敗れました。
(観客はー) 「見せ場もいっぱいあって、びっくりしました。」 「臨場感が伝わってきます、素晴らしいですね。」
この試合では、ファイブアローズの選手たちが島のすべての小中学生に手書きの招待状を送っていて、約400人が足を運びました。試合後には、子どもたちが招待状をくれた選手たちにTシャツや色紙にサインをもらうなど、交流する時間も設けられました。
(観戦した児童はー) 「初めて観たので迫力があって、すごいと思いました。」 「ダンクなど迫力があって、すごく見どころがありました。」