岡山県備前市の田倉牛神社で、新年の大祭が行われ。参拝客が新しい年の願い事をしました。
田倉牛神社は牛と農耕の神様を祭っており、1月5日の大祭は毎年1万から2万人の参拝客でにぎわいます。こちらの参拝は独特。まずは、参道で備前焼の牛を購入します。そして購入した牛をご神体にお供えします。
(記者リポート) 「これ全部備前焼の牛です。それにしても山のようになって、ギュウギュウギュウで、もう大変です!」
牛を供える習わしは江戸時代初期に始まりました。柵のむこうには無数の牛が積まれています。
(神社の管理者/森岡聖徳 さん) 「約30万頭ともいわれてますけど…数えた人はいないんで」
このあと参拝客は、積まれた牛のなかから1体を選んで持ち帰ります。参拝客は次の年持ち帰った牛に、新しい牛を1体添えてお返しするのが習わしです。 参拝客は神様に色々と願い事をしたようです。