島の神社に参拝できるのは年に2日間だけです。子どもの神様として信仰される三豊市の津嶋神社で夏の祭りが開かれています。
三豊市三野町の津嶋神社で毎年8月4日と5日に開かれる、夏の例大祭です。
(瀧川奈津希リポート)
「日差しがじりじりと照りつけますが橋の上にいると気持ちいい風が吹いて気持ちがいいです。子どもの手をつないで歩く家族連れやベビーカーを押す多くの人多く見られます。やはり子どもが多いですね……。今、ここならではの光景です」
「子どもの守り神」、津嶋神社の本殿は瀬戸内海に浮かぶ小さな島の中にあります。岸から250mほど離れていて普段は歩いて渡ることはできませんが、4日と5日の2日間だけは橋が架けられます。
多くの参拝客が子どもの健やかな成長を願っていました。
(参拝客は―)
「初めて来まして。瀬戸内海がすごくきれいな神社ですから、子どもたちも瀬戸内海みたいに優しく大きくなってほしいなと思って」
「子どもが健康に育ってくれますようにというそれだけですね」
祭りの参拝客のためにJR四国は2日間だけ臨時で「津島ノ宮駅」を開いています。日本一営業日が短いJRの駅として知られています。
今回初めて販売される「津島ノ宮駅記念入場券」(大人 190円・子ども 90円)は大人用と子ども用それぞれ1000枚限定で、買い求める人の長い列ができていました。
JR四国は2日間で1万人の利用客を見込んでいます。
本殿に参拝できるのは4日と5日の午前6時から午後10時までです。
津嶋神社は2日間で、7万人の参拝客を見込んでいます。