岡山市議会議員の2012年度の政務調査費を巡る裁判で、岡山地方裁判所は1100万円あまりが違法な支出だったと認定しました。
この裁判は、2012年度の岡山市議の政務調査費うち約2860万円が違法な支出だったとして、市民オンブズマンおかやまが市に返還を求めるよう訴えていたものです。
31日の判決で、岡山地裁の横溝邦彦裁判長は9つ全ての会派で、あわせて1168万円あまりの違法な支出があったと認定しました。岡山市議の政務調査費の返還請求としては過去最大です。 議員事務所が調査研究活動以外にも使われているとして、家賃や光熱費などの半額を違法な支出と認めたことが主な要因です。
岡山市の大森市長は「主張が認められなかった部分の対応については弁護士らと協議の上検討したい」とコメントしています。