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手術を受けず性別変更を 高裁も申し立て退ける 岡山

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 高等裁判所も申し立てを退けました。岡山県新庄村の臼井崇来人さんが、性別適合手術を受けないまま戸籍上の性別変更を訴えている即時抗告審で、広島高裁岡山支部は抗告を棄却しました。

(臼井崇来人 さん) 「男女とはこうあるべきとか、性別とはこういうものだとかっていう枠組みをすごく押し付けられている気がして」

 岡山県新庄村の臼井崇来人さん(44)は性同一性障害と診断され、戸籍上は女性ですが男性として生きたいと願っています。しかし、特例法では性別適合手術を受けないと戸籍上の性別を変更できません。  これが「憲法違反にあたる」として、臼井さんは2016年、岡山家庭裁判所津山支部に、手術を受けないまま性別変更を求める申し立てを行いましたが却下。去年、広島高裁岡山支部へ即時抗告していました。

 広島高裁岡山支部の松本清隆裁判長は「性別変更の要件は立法府の裁量に委ねられていて憲法違反とは言えない」などとして、9日付で抗告を棄却しました。

(臼井崇来人 さん) 「押さえ付けるだけが解決策にはなってないですよってことを言いたいんですよ。男女二元論ではない新しいスキームで考えてほしいなと思っています」

 これを受け臼井さんは12日、最高裁判所に特別抗告しました。

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