明治以降、香川の小学校などで使われていた道具の展示会が高松市で開かれています。
高松市の瀬戸内海歴史民俗資料館に、香川県内の小学校などから集めた74点を展示しています。
大型のそろばんは、1970年に廃校となった塩江小学校樺川分校で使われていました。後ろの席からも見えるように縦およそ30センチ、横およそ120センチもあります。
授業の始まりや終わりなどを知らせた「時鐘」もあります。戦時中の鉄不足で回収され、機械式のチャイムに更新されました。
戦後に使われていた学校給食で使われたアルミ製の食器は、熱が伝わりやすいため、子どもたちは手に持たずに顔を近づけて食べたそうです。
「香川のお宝民俗資料蔵出し展」は5月20日まで高松市の瀬戸内海歴史民俗資料館で開かれています。