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過去の地震から防災を考える 高松市の資料館で展示会【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」。3月16日、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が起きました。高松市の資料館では、過去に起きた地震の記録から防災について考えてもらおうという展示会が開かれています。

 江戸時代に起きた安政南海地震の影響で満濃池が決壊したことを記した地図。水が流出し、周辺地域の田畑だけでなく池から離れた琴平町の橋も被害を受けたということです。

 高松市亀水町の瀬戸内海歴史民俗資料館で開かれている展示会、「記録にみる香川の地震」。

 江戸時代から昭和までに発生した大きな地震による香川県での被害状況を記した古文書など70点余りが展示されています。

 江戸時代に起きた宝永地震の記録を見ると、地震によって現在の高松市木太町の詰田川付近で地割れが発生し、そこから水があふれ出たことが書かれています。

 この展示会は、過去の地震を知ってもらうことで防災意識を高めてもらおうというもので、資料からは、当時の人々が被害を記録し伝承しようとしていたことが分かります。

(瀬戸内海歴史民俗資料館/芳澤直起さん)
「(香川県は)自然災害が少ないと言われていますが、江戸時代の記録を見ていくと被害があるので、ひとごとではなく自分たちのことと考えて、江戸時代はどうったのかということを調べてよく知っていただいたら防災に役立つのでは」

 この展示会は6月19日まで開かれています。

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